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歯周病とは?

DH syuugou.jpg歯周病は、歯垢(プラーク)中の細菌が歯周組織(歯の周りの歯肉や骨)に炎症を起こす病気です。

お口の中には、口腔(こうくう)常在菌が歯垢1mg中に約1億個もいると言われています。これらの細菌には、ほとんど病原性はありません。

しかし一定の条件が満たされると幾種類かの細菌が弱い病原性を発現して炎症が始まるものと考えられています。炎症のために歯の根の周囲の骨が吸収され、進行すると最悪、歯が抜け落ちる場合があります。

定期健診の大切さ

_MG_muto.JPG歯科治療が終了すると定期検診に移行します。

自覚症状が出てから治療するのは、好ましくありません。
なるべく初期の段階で病変を発見できれば最小限の治療で終わります。

しかし、歯周病はある程度骨吸収が進むと、骨が完璧に元に戻ることはありません。

「仕事がきつくて大変疲れている」
「風邪など、病気になった」
などのストレスが続くと、歯だけではなく、体全体にも症状ができてしまいます。

慢性の炎症が急性化して歯肉が腫れ、痛みが出てことの重大さに気づかされないよう定期健診をお勧めします。

●定期診断の間隔と内容
□期間/6ヶ月間隔(要注意の人は3~4ヶ月間隔)
□検診内容/歯肉や歯のチェック、データに基づくブラッシング指導と歯石除去

歯周病の進行

歯周病の進行01●初期症状
・段階1/歯と歯肉の境目に歯垢がたまる

・段階2/歯肉炎状態になる
(歯肉に炎症が生じ、歯肉が少し腫れる。この段階では歯根の周りの骨には異常がありません。)

歯肉の炎症の程度は様々です。赤く腫れるタイプからほとんど分からないものまでありますが、最近では、中高生などの若年者に多く見られます。下へ

歯周病の進行02●中程度
・段階1/歯肉が腫れて歯周ポケットが増加

・段階2/ポケットに歯垢がたまりやすくなる。

・段階3/歯周ポケット内の細菌の毒素により、付着している歯周ポケットの底がはがれてきて、ポケットが深くなってきます。(この段階ではまだ歯周ポケットの底は歯根に付いています)

・段階4/歯周ポケット内の歯垢は石灰化すると歯石になる。
その歯石が歯肉を刺激して、さらに炎症を増悪させるという悪循環になります。下へ

歯周病の進行03●重度
・段階1/嫌気性細菌の増加
(歯周ポケット内に歯垢がたまってくるとそこは酸欠状態になり、酸素がない方が生育に適した嫌気性細菌が増えてきます。)

・段階2/歯周ポケット内の炎症と歯槽骨の吸収の進行
(嫌気性細菌の出す毒素により炎症は進み、その影響で歯の周りの歯槽骨が吸収されます。この段階になってもほとんどの人は自覚症状はないのが普通なので、放置され、症状が悪化していきます)

・段階3/気が付かない内に歯が動き始める!?
(気が付かない内に歯が動き始めることがあります。わずかに動いても感じることもありますが、急に動くわけではないのでそのまま経過すると、動きが大きくなってその刺激で炎症がさらに進行します)

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