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歯周病

歯周病は、歯垢(プラーク)中の細菌が歯周組織(歯の周りの歯肉や骨)に炎症を起こす病気です。
お口の中には、口腔(こうくう)常在菌が歯垢1mg中に約1億個もいると言われています。 これらの細菌には、ほとんど病原性はありません。
しかし 一定の条件が満たされると幾種類かの細菌が弱い病原性を発現して炎症が始まるものと考えられています。炎症のために歯の根の周囲の骨が吸収され、進行すると最悪、歯が抜け落ちます場合があります。

 
定期健診の重要性

歯科治療が終了すると定期検診に移行します。

定期健診

期間

6ヶ月 (要注意の人は3〜4ヶ月間隔)

検診内容

歯肉や歯のチェック
データに基づくブラッシング指導と歯石除去

 

自覚症状が出てから治療するのは、好ましくありません。
なるべく初期の段階で病変を発見できれば最小限の治療ですんでしまいます。

歯周病はある程度骨吸収が進むと、骨が完璧に元に戻ることはありません。
しかし適切な処置やケアを行えば病状の進行をくい止め、かつ改善し、不自由のない生活を送れることが可能になります。

 
歯周病の進行
 

 


歯と歯肉の境目に歯垢がたまる

歯肉炎状態になる
(歯肉に炎症が生じ、歯肉が少し腫れる。この段階では歯根の周りの骨には異常がありません。)

歯肉の炎症の程度は様々です。赤く腫れるタイプからほとんど分からないものまでありますが、最近では、中高生などの若年者に多く見られます。

 


歯肉が腫れて歯周ポケットが増加

ポケットに歯垢がたまりやすくなる。

歯周ポケット内の細菌の毒素により、付着している歯周ポケットの底がはがれてきて、ポケットが深くなってきます。(この段階ではまだ歯周ポケットの底は歯根に付いています)

歯周ポケット内の歯垢は石灰化すると歯石になる。
その歯石が歯肉を刺激して、さらに炎症を増悪させるという悪循環になります。

 


嫌気性細菌の増加
(歯周ポケット内に歯垢がたまってくるとそこは酸欠状態になり、酸素がない方が生育に適した嫌気性細菌が増えてきます。)

歯周ポケット内の炎症と歯槽骨の吸収の進行
(嫌気性細菌の出す毒素により炎症は進み、その影響で歯の周りの歯槽骨が吸収されます。この段階になってもほとんどの人は自覚症状はないのが普通なので、放置され、症状が悪化していきます。)

気が付かない内に歯が動き始める!?
(気が付かない内に歯が動き始めることがあります。わずかに動いても感じることもありますが、急に動くわけではないのでそのまま経過すると、動きが大きくなってその刺激で炎症がさらに進行します。)

 

このような慢性の炎症が常に存在し、仕事がきつくて大変疲れている、風邪などの病気になったなどのストレスが続くといった歯だけではなく、体全体にも症状ができてしまいます。慢性の炎症が急性化して歯肉が腫れ、痛みが出てことの重大さに気づかされないよう定期健診をお勧めします。

 
 
 
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