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2012年3月 7日

精密根管治療とは

根っこの先に膿がたまる病気をご存知でしょうか。
ひどい虫歯を放置したり、根っこの治療をした歯に起こる症状です。WS000053.JPG

皮膚粘膜にできる膿とは違い、自然に治ることはありません。
症状が進むと様々な障害をもたらすため、進行度合いによっては抜歯治療が必要になります。
さらに悪化した歯を放置した場合、いざ抜いた後で『噛む機能の回復』が難しくなるため、抜歯治療を適用するタイミングも重要です。
あなたの大切な歯を奪い、いつもの食生活を奪う、大変怖い病気なのです。

この病気を治すためには
①膿の原因(歯の内部の感染物質)を取りのぞき
②神経の管の中に薬をいれて密封する
但し、一般的な保険治療の治癒率は50%に届かない、つまり難しい治療でもあります。

WS000051.JPG当院ではこの病気で歯を失う方々を減らすために、成功率を1%でも高めるために、この分野の研究でもっとも進んでいる米国ペンシルバニア大学の臨床コンセプトと最先端のテクニックを導入し、最先端の治療設備を整え、根管治療の成功率を飛躍的に高めました。

それが、当院の「精密根管治療」、あなたの大切な歯を『残す』治療です。

専門医による治療

DSCF4020-2.jpgこの治療の研究で、世界で最も進んだ教育機関が米国ペンシルバニア大学歯内療法学科です。
ここには全米はもとより、世界中から優秀な歯科医師が集います。

Dr.湯本が所属しているPENN ENDO STUDY CLUB IN JAPANは、日本国内にペンシルバニア大学歯内療法学科の臨床コンセプトとテクニックを広く伝え、歯内療法専門医レベルの臨床歯内療法学の知識と技術の普及を目指したスタディグループです。

Dr.湯本は、このPENN ENDO STUDY CLUB IN JAPANにおいて、ペンシルバニア大学大学院プログラム(専門医養成プログラム)のエッセンスを身に付けた「歯内療法認定医」として認められています。
あなたの大切な歯をあきらめる前に、是非一度ご相談下さい。

精密根管治療専門医 湯本 真幸028_5070.jpg

ペンシルバニア大学 Microscopic Training Course in Surgical Endodontics 修了
PESCJ: PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN 修了および所属
PESCJ: PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN 歯内療法認定医
米国歯内療法学会(American Association of Endodontists )所属
日本歯内療法学会所属

当院の精密根管治療の特徴

●マイクロスコープによる顕微鏡治療
従来の肉眼による根管治療では、歯の内部は見ることができず、レントゲンと手の感覚だけが頼りのため、神経を取り残す可能性がありました。

当院では、マイクロスコープを用いた治療を行なっています。マイクロスコープとは、歯を拡大して確認できる高性能な顕微鏡のこと。 最大で肉眼の約20倍での処置ができるため、今まで見えなかった歯の内部がハッキリと見えるようになり、神経の取り残しが少なくなりました。



●高精度の歯科用CTで3次元的に診断
従来のレントゲン診断では、平面的な画像情報となってしまい、根っこの数・形・長さがわかりにくいという問題がありました。また映らない部分があるため、病巣を見逃してしまうことも。

そこで、当院では高精度の歯科用CTを用いて3次元的な診断を行なっています。CTの導入により情報量は増加し、診断の正確性は10倍以上になりました。根っこの数・形・長さを正確に測定できるだけでなく、神経や根の周りの病巣をはっきりと観察することができます。

例えば、レントゲン診断では分からなかった骨が溶けている様子なども確認することができます。



●超音波チップ、ニッケルチタンファイルの使用で取り残しを防止
歯の内部はわん曲していたり分岐していたりと、複雑になっています。そのため、柔軟性に乏しい従来のステンレス製の器具を用いた治療では、奥まで届かないことがあり、神経の取り残しにつながってしまいます。

当院では超音波チップ、ニッケルチタンファイルといった特殊な器具を用いることで、取り残しを防止しています。ニッケルチタン製の器具は優れた柔軟性を持ち、奥まで届きます。また、超音波は歯の内側にしみこんだ細菌まで除去することができます。



●ラバーダム防湿法による「無菌治療」
唾液1mlの中には、1億個の細菌が存在しています。従来の治療法では、治療中に唾液が根管内部へ混入することで細菌感染が起こる場合があります。

そこで当院ではラバーダム防湿法による「無菌治療」を行なっています。この治療法は特殊なラバーシートで治療する歯だけ隔離し、細菌の侵入を防ぐもので、これにより感染を防止することができます。

治療費

1歯につき150,000円

※精密根管治療には、被せものの費用は含まれておりません

保証制度

当院の「5年保証」についてご説明いたします

治療が成功すれば「歯を抜く」必要はなくなりますが、医療において100%の成功はありえません
普通なら抜くような症例だが、「できるところまではやってみたい、それでダメなら諦める」、「感染根管の予防/再発を防ぐために、できることはやっておきたい・・・」そのような患者様のご要望に応えるための治療オプションとして、精密根管治療があります

実際に他院では「抜くしかない」と言われた患者様が、当院での精密根管治療によって抜かずに済んだ例はたくさんあります。逆に再発したり治らなかったケースも存在します。 このような場合、最終的には外科処置(抜歯等)及びかみ合わせを回復させるための欠損補綴治療をご提案しています。

<保証内容>
5年の保証期間内に経過不良から抜歯に至り、かつ対象となる欠損補綴治療を選択された場合、その治療費から「精密根管治療費」を差し引かせていただきます

~例~
・精密根管治療(15万円)
・5年以内に抜歯に至り、インプラント治療(40万円)を選択した場合
・インプラント治療費25万円(インプラント治療費より15万円分を相殺)


【保証期間】精密根管治療後5年間
【対象治療】抜歯後のインプラント又は自費ブリッジ又は自費の義歯
【内容】治療費から、「精密根管治療費」を差し引きます
返金などの金銭補償ではありません

精密根管治療の症例

【感染根管症例】
【術前】
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・以前神経を取っている歯の根っこに、大きな膿(炎症)ができていたことで、強い痛みが生じていた。

患者は以前にも同じ症状で抜歯を経験しており、他の治療法を求めていたため、マイクロエンド(精密根管治療)をご提案し、希望に添える可能性があることを伝えた。

【術後6ヶ月】
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・治療後に痛みは消え、膿(炎症)の縮小が見られる。


【術後18ヶ月】
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・施術から1年半が経過したが、膿(炎症)が縮小しており、症状の再発もない。経過良好である。

【外科的歯内療法】
【術前】
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・前歯の歯茎に、大きな膿(炎症)の膨らみがあり、激しい疼痛も伴っていた。

患者は歯を残したいという要望が強く、マイクロエンド(精密根管治療)と外科療法をご提案した。

【根管治療後】
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・膿(炎症)が縮小したことで、歯茎の膨らみも小さくなっている。

【外科治療後】
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・治療後の経過は良好であり、歯茎にできていた膿(炎症)の膨らみ・痛みはともに消えている。


【術後13ヶ月】
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・術後13ヶ月が経過した。依然として経過は良好である。根尖部の周囲歯周組織の回復傾向が見られる。

【感染根管再治療】
【術前】
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・根の先に膿(炎症)が広がり、強い痛みを与えていた。


【術後】
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・マイクロエンド(精密根管治療)を実施。MTAにて根管充填。経過としては膿(炎症)が縮小し、痛みも無くなっている。予後良好と言える。今後も経過をみていきたい。

【術前】
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・神経を取っている歯の根っこに、大きな膿(炎症)があり疼痛を与えていたため、患者本人は抜歯を覚悟していた。

【術後4ヵ月】
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・マイクロエンド(精密根管治療)をご提案し、実施した。症状はなくなり、膿(炎症)も縮小傾向に進んでいるのがわかる。今後も経過を観察していきたい。

【術後10ヶ月】
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・定期的に状態を確認しており、経過も良好である。

外科的歯内療法
【術前】
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・根の先に膿(炎症)があり、痛みを与えていた。
繋がった被せ物を使用していたため、被せ物を外さない治療を患者は求めていた。

【術直後】
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・被せ物を外さずに治療ができるよう、
麻酔をして外科的に膿の掻き出しを行った。

【術後6ヶ月】
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・症状は消えており、膿(炎症)の縮小も見られる。
術後に痛みや腫れがともなう事もあるので、通常は根管治療から対応していきたい。

【感染根管症例】
【来院時】
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・9歳の女の子、痛みと揺れがあり来院。根の先に膿(炎症)があり、歯茎も腫れていた。


【術後2週間】
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・マイクロエンド(精密根管治療)をご提案し、アペキシフィケーションをMTAで実施した。症状、腫れはなくなり、親御さんにもご安心頂けた。
右下7番が萠出してくるまではCRにて経過を観察し、将来的に咬合が安定次第最終的な補綴治療に移る予定である。


【術後6ヶ月】
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・半年後の定期健診にて撮影。膿(炎症)は依然として縮小傾向にある。今後も定期的な観察を続けていきたい。



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